嬉しいが嬉しい

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    春です。

     

    満開の桜の木の下に拠点を構える

    「七郷中央公園冒険あそび場」で、

    こんなことがありました。

     

    入学式後初の七郷中央公園での活動。

     

    新一年生は早く帰って来るんだよねえ。

    給食って始まってるんだっけ?

    あの子は小学生?年長だっけ?あれ?

     

    みたいな話をしながら過ごしていたところ。

     

    「おーい!」

    という声とともに駆け寄ってくる子どもの姿。

     

    大きく手を振りながら

    「しょうがくせーい!」

    と嬉しそうな声を響かせました。

     


    くるりと回ってランドセルも披露。

     

    七郷中央公園に活動を移す前、伊在二丁目公園で

    あそび場を展開していたころから遊びに来ている子です。

     

    大きくなったなあ。

     

    「小学生になった」「大きくなった」

    ことが、ものすごく嬉しいんだなあ、と感じられるその子の声、動き、表情。

    それを聞いて、見て、

     

    うれしいのが、うれしい。

     

    そう思いました。

     

    自分の「うれしい」ではないことをうれしがれる。

    その「うれしい」の持ち主は、もはや私にとって他人ではないのでしょう。

    他人じゃない人が増えていく。

    こういうのが「地域でつながる」ということなんじゃないでしょうか。

     

     

     

     


    小さな火遊び

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      2月10日、寒い中での「楽農村で遊ぼう!」でした。

       

      こちらは前々日から準備していた氷。

       

       

      大きい。厚い!

       

       

      このサイズ感。

      割ったら気持ちよさそうだ。

       

      ちなみにこの氷は直後に割られております。

       

       

       

      氷は叩いて割るのも気持ちいいですが、火があるとさらに遊びの幅が増します。

       

      半切りドラム缶のたき火。縁の部分に氷を置くと、

      見る見るうちに融けていきます。

      早送り映像を見ているような。

       

      今年はもう氷に遭遇することがないかもしれませんが、

      機会があったら是非やってみていただきたい。

       

      氷が張るような気温ではありましたが、泥あそびもしました。

      かつても記事にしたことのある感触最高の泥を再び。

       

      やはり見た目はチョコっぽい。

      まあ、バレンタインデーも近いことですし。

       

      ねりねり。

       

      練りあがった泥を手に塗って、たき火で乾かし中。

       

      暖かいのは良いんだけど、煙が!目が!

      隣の彼ののけぞり具合がよく物語っております。

       

      泥を塗って、たき火で乾かして。

      その上にまた泥を重ねて…。

       

      繰り返した作業の末。

       

      できました。

      泥の手。

       

      なかなかの厚みがあります。

      どれくらい厚いかというと、

       

       

      手のひらの上にこんなものを組んで。

       

       

       

      組んだものに火を点けて。

       

       

       

       

      じゃーん。

       

      手のひらの上でミニキャンプファイヤーができる!

       

      も〜えろよ もえろ〜よ〜♪

       

      なんて歌っている間にじわじわ手が熱くなって、

      燃え尽きるまで我慢できずに半切りドラム缶に投げ込んでしまうくらいには厚いのです。

       

      厚さというより薄さが印象づくような文章になってしまいましたが、

      手のひらの上で火が焚けるんですよ。

       

      すごくない?

       

       

       

       

      そして少年も挑戦。

       

      友達に勇姿を撮影してもらっています。

       

      周りの大人は

      「気いつけろお〜」

      「熱くなったらすぐ捨てるんだぞ!」

      「風下向け!…えーと、風を背中で受けるように!」

       

      等の声掛けをしながら様子を見ています。

       

      ばかばかしかったり、時に危なかったりするのが遊びとわかってはいても、

      目の前で子どもが挑戦するときは「大丈夫かな」とドキドキします。

       

      結果、火傷もせず、撮影も成功し、何事もなく

      手のひらキャンプファイヤーは終了。

      彼はアルミのたらいにお湯を沸かして手についた泥を洗っていました。

       

       

       

       

       

      一日の活動を終了して片付けをした後、

      この様子を見ていた大人の一人とこの時の話になったのですが、

       

      「しんぞーはまあ大人だから別に笑って見てればいいや、

       って思ってたんだけど、あの子が「やる」って言ったときはさあ、

      えっ、マジで?どうしよう、止めたほうがいいかな?って思いながら見てた」

       

      と言っていました。

       

       

       

      「大人として止めたい気持ち」と「その子のやってみたい気持ち」の

      間で揺れる。

       

      止めるにしろ、見るにしろ、揺れたうえで選ぶ。

      「見守る」というときに大事なことだと思っています。

       


      大人の火遊び

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        みなさま、お久しぶりでございます。

        久々のブログ更新、しんぞーです。

         

        久々の更新は岩沼市のあそび場「楽農村」から。私の記事だと圧倒的に楽農村が舞台のものが多いように思うのですが。

        なんでだろ。

         

        ともかくも、平成最後のクリスマス直前、2018年12月23日の「楽農村で遊ぼう!」の様子です。

        どうぞ。

         

         

         

        クリスマスだからでしょうか。飾りつけ中。

        このブログで楽農村での「屋内の」遊びの様子を描くのは初めてかもしれません。

         

        あら、にぎやか。

         

        飾りになっているのはウレタンマットです。

        ジョイントマットの真ん中部分がポコポコ抜けるタイプのものですね。

         

        それを養生テープで天井や遊具に張り付けていきます。

        遊びを始めた女の子(奥側の上を見上げている子)は、完成した時に

         

        「これでお姫様のお城ができたわ」

         

        と言っていました。

         

        フムフム。

         

        クリスマス関係なかった。

         

         

        いつも通りの光景も。

         

         

        お父さんも掘ります。

        山に大穴が空きました。

         

        その後、この大穴は男の子の巣穴(!)になったりしたのち、

        トンネルとして開発されました。見事に貫通しましたよ。

         

         

        こちらはらせん状の縦穴。

        すっぽりハマっております。基地っぽい。

        段差が椅子になってるんですかねえ。

         

        小さい子はぐるぐる回って一番下にたどり着く感じが楽しいようで、何度もぐるぐる上り下りしていました。

        下まで行くならぐるぐるしないで階段みたいに真ん中まで直進するのが最速なんですけども。

         

        早けりゃいいってもんじゃないんです。

        求めているのはそんなものじゃない。

         

        そうだそうだ、とこの文章にうなずいたあなた。

        そういうわけなんでブログの更新のんびり待っててくださいな。

         

        狡猾…!

         

        カエルだ。

         

        12月も終盤ですよ?

        フツー冬眠してるでしょうよ。

         

        なぜ居るんだ。

         

        実は。

         

        夏にウォータースライダーに使っていたビニールシートがそのままになっていたのですが、

        何気なく引っぺがしたら下に冬眠中のカエルの皆さんが。

         

        あれよあれよで一網打尽。寒いから動きも鈍いし。

         

        ちなみに、カエルをつかんでいたチェックのシャツの男の子はなんと「カエルを捕まえに来た」のだそうで。

        お母さん曰く「寒いからいないかな、とは思ったんですけど…ここならいるかもって思って」

         

        思った形とは違うと思いますが、居ましたねー。

        まさかの大量ゲット。

         

         

        必死で逃げようとしております。

        そりゃそうだ。

        すまんのう。すまんのう。

         

        カエルたちは捕らえられ、バケツに入れられたのち、

        興味を失った子どもに放置されておりました。

        あまりと言えばあまりな仕打ち。

         

        あとで大人が畑に返しました。

         

        まあ、春になったらまた同じ目に合うんでしょうけど。

         

        ひとまずゆっくり寝てくれい。

         

        今回の大ネタはこちら。「スウェーデントーチ」というのだそうです。

        太い木に十文字に切れ込みを入れて、真ん中で火を焚きます。

         

        すると、自らを燃料にして燃えるわけです。

        風も通りやすく、一度燃え出したらちょっとやそっとでは消えません。

         

         

        随分燃えました。

        このえぐれた部分に松ぼっくりを投げ込んで燃やす遊びをしている子もいました。

         

        しかし、

        スウェーデントーチなんて今更珍しくもない、という人も多いでしょうねえ。

         

        ご安心ください。

        まだ終わりませんよ。

         

         

        随分燃えたとはいえ、もともとがでかいスウェーデントーチ。

        「なんとかして全部燃やしきってやろう」

        と、空気入れを持ち出しました。

         

        空気入れを「ふいご」として風を送って燃焼を助け、この太い木を燃やし尽くしてやろうというのです。

         

        マジかよ、行けるの…?

         

        というような気持ちで試しにやってみたところ。

         

        あ、これ行けるかもしんない。

         

         

         

        そうなってくるとみんなやりたくなります。

        子どもが交代で空気入れをポンプして、大人は吹き出し口から出てくる風が燃えている部分にあたるように調整します。

         

        しかし、風が送られて勢い良く燃えると、吹き出し口を調整している大人の手が焦げそうなほど熱くなるのです。

        かといって、熱くない程度の距離まで離れると風の勢いが落ちていい感じに燃えてくれません。

         

        「軍手あっただろう」「皮手袋の厚いのないの?」

        「火ばさみで狙えない?」「微妙なコントロールがうまくいかない」

         

        大人が…本気になってきた…。

         

         

        ブシューブシューブシュー。

        ボォオオオオオ…

         

        ブシューブシュー。

        ゴォオオオ…

         

        火勢が上がります。

         

         

        ブシューブシューブシューブシューブシュー…

        シュゴボォオオオオオオオオオオオオオ…

         

        中央部分が燃えて、大きくえぐれて来ました。

         

        「このままいけば穴が開くんじゃない?」

        「そのまま真っ二つにできるんじゃないか?」

        「よし、目標は『燃やして真っ二つ』だ!」

        「オー!」

         

        ブシューブシューブシュー…

         

        「腕がキツイ!」

        「よし、交代だ!」

         

        リレーもスムーズに。

         

         

        「手が!手が超熱い!」

        「交代しよう!…ほんとだマジで熱い!」

         

        「近づけすぎて空気入れの先っぽが融けた!」

        「マジで!?」

         

         

        どうだ、大人の大はしゃぎ。

        子どもがやりたがったら「しぶしぶ」交代するありさま。

         

        子どもがちょっと疲れた様子を見せたら

        「よし!頑張った!交代しよう!」

        風が途切れないように、という理由もありますが、奪い取るような勢いで交代します。

         

        自分の限界に挑戦し、ヒイヒイ言いながらの超笑顔。

         

        これが「遊び」。

         

         

        でも、吹き出し口担当は子どもにはやらせないあたりは、大人。いい意味で。

        実際危険。

        はしゃいでいても配慮はします。

         

        いや、ちゃんと狙ったところに風を送りたいだけかも。

         

        「子どもにゃ任せらんねー」って。

         

        すっかり暗くなったころ、「その時」が訪れます。

         

         

         

        「燃やして真っ二つ」達成!

         

        もったいぶった割に写真がわかりづらい…。

        すいません。

         

        午後3時20分から始めてこの写真が撮られたのは午後4時45分。

        1時間半の格闘の末、ついに。

         

        暗い中、たき火の周りで歓声を上げながらハイタッチをする煙くさい大人たち。

        この時、子どもは室内でカードゲームなどしておりました。

         

        燃やして真っ二つにしたからって、誰も得はしません。褒められません。

        手に入るのは明後日の筋肉痛くらいです。


        周りから見てわかるような意味なんかありません。

        自分たちにだってわかるような意味はないかもしれません。

        でも、間違いなく仲間と一緒に「面白い」と思いながら時間を過ごしていました。

         

        10年後に「燃やして真っ二つにしたよね」という話をしたら

        「したねえ〜!なっつかしいなあ!」という話になるのが容易に想像できます。

         

        「だからどうした」でいいんです。

        確かにその瞬間があった、と感じられればいいんです。

        遊んだ記憶。
        それはその瞬間に確かに生きていたという実感。

         

        子どもでも、大人であっても、そこは変わりません。

         


        七郷のあそび場

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          6月30日、七郷あそび場が最終回でした。

           

          もともとは発災後に「遊びを通じて子どものこころのケアを」ということで始まったあそび場でしたが、継続していくうちに見えてきたのは「震災が起きる前から子どもは遊べていなかった」という現実でした。

           

           

           

          震災から1年半のこと。

           

          あそび場に来ていた5年生の男の子が、私たちがもともとは海岸公園冒険広場のスタッフであるということを知って「また津波が来てほしい」と言いました。「海岸公園が直ってまた公園が使えるようになったら、そっちに行っちゃってこのあそび場がなくなっちゃうから」だそうです。

          自分の足で来られるこのあそび場になくなってほしくないのだ、と。

           

          彼自身は津波被害は受けていませんでしたが、家族の仕事場が被災していたりと、無関係ではありません。

          被害がどれほどだったのか、知らないはずもありません。

          それでなお「もう一度…」とは。

          子どもの軽口、で片づけるには重すぎる発言でした。


          一瞬言葉を失いましたが、私は彼に「海岸公園が直っても、あそび場は続けたいと思っている」と伝えました。

          彼はあっさり「じゃあ津波はこない方がいい」と答えました。

           

           

          海岸公園冒険広場が再開するにあたり、その機能を移転させた「サテライト事業」でもあった七郷あそび場は終了しますが、七郷地域では「七郷中央公園冒険あそび場」を継続していきます。

           

           

          「七郷あそび場」を開催してきた7年間で、様々な変化があったように思います。

          公園を利用する人の数が増え、子どもが遊んでいるのが当たり前の風景になりました。

          子どもの遊びも随分とダイナミックさを増しているように思います。

          そんな子どもの遊びを暖かく見守ってくださる近隣の方々と子どもの出会いもありました。

           

          終了する、というと消えてなくなってしまうような印象を受けますが、これまでに積み上げてきた時間は、七郷地域に子どもの遊ぶ環境をはぐくんできたと思っています。

          あそび場は続かなくても、遊べる場所は残る。

          彼に言ったこと、なんとか守れたんじゃないでしょうか。

           

          もちろん、今後ずっとその状況が継続するかどうか、ということになると手放しで大丈夫ということはないだろうと思っています。

          手放しでいた結果、子どもが遊べない環境になってしまっていたわけですから…。

           


           

          地域で展開していたあそび場を終了するのは、「子どもの遊び環境を豊かにする」という目標からは遠ざかるように思えます。

          しかし、海岸公園冒険広場が、多くの人が広い範囲から遊びに来る公園になるであろうことを考えると、「大人への発信」という意味では大きく前進するのではないかと考えています。

           

          純粋に子どもが「思いっきり遊べる公園」であることも大事にしますが、大人の皆さんに、子どもが遊ぶことの大切さを感じ、それを地域に持ち帰ってもらえる公園にしたいと思っています。

          そして、それぞれの地域で子どもの日常の遊び環境を豊かにする大人を増やし、子どもがのびのび遊び、いきいきと育つ社会を実現していきます。

           

           

          後ろに下がったように見えるのは、これから大きく飛び出すためだ。

           

          それを言い訳にして「今」をおろそかにするつもりもありませんが。

           

           

          海沿いで、町なかで、今後ともよろしくお願いいたします。

           


          新公園、オープン!

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            4月7日に、新しい公園がオープンしました!

            海岸公園冒険広場じゃないですよ。

            「荒井東1号公園」です。

             

            仙台市の地下鉄「東西線」の東の終点「荒井駅」の近くにできた公園です。

             

            そのオープニングイベントのお手伝いに行ってきました。

            行ってきました、というか、お願いして仲間に入れてもらいました。

             

             

            公園部分はぐるりと舗装され、トラックになっています。

            その中は芝生が張られ、いろいろな過ごし方ができそうな公園でした。

            今のところ芝生の養生のため中には入れないのですが、夏頃には使えるようになるそうです。

             

            隣にはフットサルコート。周りにはネットが張られています。

            本来は利用は有料なのですが、今日は3面あるうちの1面を自由に使えるようにしてありました。

            隣のコートではフットサルとテニスの体験会が開かれていました。

             

            遠慮なくボール遊びができるだろう…と、ボールをいろいろもちこんでみましたよ。

            せいせいとボール遊びができる環境もなかなかないのです。

            担当の方も「子どもに開放する日、とかできるんじゃないかなと思ってるんですよ」とおっしゃっていました。

             

            舗装路のトラック部分では地面にチョークでお絵描き。

            こちらではお父さんの型を取っています。

            指まで丁寧に。

             

            思い思いに地面に書きます。

            さっき型を取られていたお父さんと子どもが交代しています。

             

            見えづらいですが、右側の地面に、さっきの親子の型が見えます。

            しっかり手をつないでいましたよ。

             

            地面に落書き。将棋盤も書かれています。

            にぎやかな雰囲気になりました。

             

            新しい公園をこんなに汚して…!という声は聞こえませんでした。

            むしろ新しいからこそ「使っていい感じ」にしたかったのです。

             

            「きれいな公園」も気持ちはいいのですが。

            大事なのはバランスです。

             

             

            台車(と呼んでいる、板にキャスターをつけたもの)でぐるりと一周。

            凸凹地面も楽しいが、平らな地面も面白い。

             

            この日、近くで毎週開催しているあそび場をお休みにしてこちらの公園のイベントに出させてもらいました。

            新しく作っている最中のこのまちでは、子どもが遠慮なく遊べる公園がまだ少ないので、私たちが来ることで「ここも遊べる場所なんだ」ということを近隣の子どもに伝えたいという思いがありました。

             

            子どもの中に「あいつらがいる=遊べる」という回路が出来上がっていると感じているからこそのアピールの仕方です。

            それ自体はこの地域でのあそび場を継続してきた結果だと思うのですが、正直ちょっと複雑。

            逆に言えば「あいつらがいない=遊べない」となっているかもしれないからです。

            大人がそう認識しているだけであれば、子どもはたくましく隙間を抜けていくだろうと思うのですが、もし子ども自身がその認識を持っていたら。

            持たせてしまっていたら?

             

            ま、その時は「そんなことねえよ!」とハッキリ言いますが。

             

            NPOが頑張らなくたって、子どもが伸び伸び遊ぶ姿が見られる街にしていきたいです。

            これから、これから。

             


            大人「が」雪遊び

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              今年は雪が多くて大喜び。俺が。

              2月12日、建国記念の日の振替休日。

               

              「荒井東復興公営住宅のひろばであそぼう!」は、銀世界でスタート。

              到着したら町内会役員の方々がすでにスコップを持って集会所周辺に集まっていました。

               

              雪かきかー、お手伝いしよう…と思っていたら、

              「かまくらを作ろうと思うんだけど、どこに作ったらいいと思う?」

              というご相談。

               

              おっ。いいっスねぇ〜。

               

              融けたときに流れた水がアイスバーンを作らない方がいいでしょう、

              ということで。

              通路から外れた、砂地の上に作ることになりました。

               

              雪かきがてら、雪を集めます。

               

              それにしても結構な量ですな。

              かいてもかいてもなくなりません。

               

              しかし、辛くはない。

              むしろ楽しい。

               

              みんなでやります。

              辛くないのはみんなで「かまくらつくろうぜー!」っていう「遊び」をしているから。

               

              体はしんどいけど、気持ちは疲れない。

              作業が進み、雪が集まって山が大きくなるほどに元気になっていくような気さえします。

              加速度的に盛り上がる。

               

              とうとう山ができました。大きい。

               

               

              掘り始めます。いざ、かまくら。

              わかりづらいですが、右側はそりで滑れるようになだらかな斜面を作っています。

               

              だいたいの形ができたところで、ちびっこと一緒に遊びに出てきていた

              お母さんにタッチ。

               

              仕上げはおかーあさーん。

              ザクザク。

              かまくら完成。

               

              スコップの構え方が勇ましい。

               

              入り心地もばっちりだ!

              大人にはちょい小さいですが。

               

              中に入って寝っ転がって天井を削ったりと、

              作業している様子が職人さんみたいでした。

               

              あとはそり滑りする斜面づくり。

              コースアウトして変なところに滑っていかないように、コースづくりは入念に。

               

              何度もテストを繰り返します。

              雪を積んで、固めて、すべって、削って、すべって、積んで、固めて…

               

              動きだけ見ていればなかなかの重労働。

              自分ではない誰かのために「頑張る」ではくたびれてしまいそう。

               

              やっぱり「遊び」だからでしょうなあ。

              子どもが遊ぶために作っているんだけど、見ている限り誰よりもお母さんたちが楽しそう。

               

              完成したかまくらは、午後に出てきた小学生も遊んでいました。

               

              でも、このかまくらで一番楽しんでいたのは、

              やっぱり午前中に作っていたおじさん&ちびっこ母さんで間違いないでしょう。

               

              午後になって、いつも遊びに来る子がお父さんと一緒に出てきました。

              雪山を作ってそり遊び。

               

              そうです。今日は振り替え休日。

              お父さんがいるのです。

               

              その後、お父さんがさらに大きな雪山を作りました。

              子ども大興奮。横並びのダブルで滑っております。

              「今度は縦で!」などなど、遊びの発想が湧きだします。

               

              ちなみに一緒に滑っているのは同じ建物に住んでいる子。

               

               

              コース整備。角度をつけたり、まっすぐ滑るようにコースを整えます。

              あれやこれや工夫している様子は本当に楽しそう。

               

              子どもがそりで滑る雪山を作る。

              はたから見れば、「子どもの遊びのお手伝い」に見えるでしょう。

              でも、そうじゃないんです。

              これは「コースづくり」という、このお父さんの遊びです。

               

              大人が遊んでいるんです。

              それがたまらなくうれしかったのです。

               

              住民の方々から「遊び」がでてきた。

              大人が遊び心を持っていることが、子どもにとってどれだけ力になることか。

              遊び心は「余裕」です。


              余裕があるから遊ぶのか、遊ぶから余裕が生まれるのか。

              難しいところではありますが、私は後者を推したい。

               

               

               

               

              「と」じゃない。

              「も」でもない。

               

              大人「が」雪遊び。

               

              自ら遊ぶ。

              大人だって、自分が主役。

               


              ゆきあそび

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                2018年です。

                皆様、昨年は大変お世話になりました。

                本年もよろしくお願いいたします。

                 

                い、いまさら。

                 

                今回は「ゆきあそび」のお話です。

                写真も多め。

                ただし2年前の写真です。岩沼市の「里の杜あそび場」での雪遊びの様子。

                 

                 

                広い芝生の雪を集めて大きな雪だるま。

                大きくしすぎて転がすこともできなくなってきました。

                 

                 

                頭も作ってみたけれど、とても上にはのせられず…。

                横に並べておきました。

                寝転がって見てくれればなんとか雪だるまとして成立しますかね。

                 

                 

                この大きさ。

                もっと大きくしてみよう。雪玉転がし再開。

                 

                再開して間もなく。

                 

                割れました。自重に耐え切れず…。

                長い時間をかけて、すごい量のエネルギーも使って、結果崩壊。

                 

                さぞ悲しんだことだろう、と思いますか?

                爆笑してましたよ。

                 

                 

                崩壊した後のパーツでいろいろ造り始めました。

                これはイス。座ると寒い。

                 

                塊を集めてくっつけて。

                 

                 

                形を整えてゆきます。

                 

                 

                見えてきましたよ。

                 

                 

                雪の滑り台の完成です。

                随分暗くなっております。

                 

                4時45分。そして気温は零度。

                 

                 

                時間?気温?知らんわ。

                 

                完成したんだから滑りますよ。

                念入りにこすって滑らかさを追求しただけあり、良く滑る。

                 

                会心のできばえだったようで

                「お母さんに見せよう!呼んでくる!」

                と家に帰っていきました。

                 

                お母さんは…出てこないんじゃないかしら。

                寒いし。

                 

                それどころか「もう暗くなってきたんだから出るな」

                とか言われかねない。

                 

                 

                 

                 

                来ちゃった。

                 

                お母さん、「寒いよー」

                と言いつつも笑顔で娘の滑りっぷりを見ております。

                 

                 

                ギャラリーが増えてプレイヤーのパフォーマンスも上がってきました。

                 

                もう止まらんぜ。

                 

                 

                滑っては登り、登っては滑り。

                 

                 

                写真がブレるなあ。

                暗いせいでシャッタースピードが遅いというのも関係しているかもしれませんが、基本的に止まらないのです。

                 

                滑って。

                 

                 

                登って。

                 

                 

                滑って。

                 

                 

                繰り返し。

                 

                 

                様々なスタイルで滑ります。

                このアングルで見ると、実は大した長さじゃないんです。

                高くもないから、それほどスリルがあるわけでもない。

                 

                でも、最高に楽しい。

                 

                自分たちで作ったから。

                友だちが一緒だから。

                お母さんが見てるから。

                 

                 

                 

                随分暗くなりました。終わる気配はありません。

                 

                お母さんは「もう帰ろうよー」と困ったような顔で笑いながら声をかけています。

                実際困っているとは思います。

                とめて帰りたい気持ちと、見ていて楽しい気持ちに挟まれて。

                 

                俺、「雪が好き」「雪遊びが好き」とよく言ってるんですが、雪が好きなんじゃないのかも。

                雪が降って、「どこでも遊べる」とか、雪の「スペシャル感」で大人も楽しむモードになっているのが好きなのかもしんない。

                 

                現在降っている雪も、まちに遊び心を運んでくれております。

                ああ、たのしいうれしい。

                 

                 


                津波避難訓練

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                  久々の更新になります。

                  世界津波防災の日でもある11月5日に、仙台市の津波避難訓練がありました。

                  8:30頃のサイレンや警報で驚いた方もいたのではないでしょうか。

                   

                  私は若林区沿岸部で「避難の丘」に指定されている「海岸公園冒険広場」の展望台に避難しました。

                  仙台市危機管理室のヘリコプターが沿岸部の映像をとらえ、送受信するというシステムの稼働確認に協力するため、頭上を旋回するヘリコプターに手を振ります。

                  ヘリコプターに向かって手を振りつつ、実際に我が身に起きたら…という想像などしていました。

                   

                  雲の多い薄暗い空で、風も強く、時折雨がぱらついています。

                  物寂しい気持ち。

                  あの日、どんな気持ちで救助を待ったのだろう。

                  頭上を飛ぶヘリコプターに、どんな気持ちで手を振っていたのだろう。

                  そんなことも考えていました。

                   

                  システムの稼働も確認でき、30分ほどで私の避難訓練は終了しました。

                   

                   

                  現在の海岸公園冒険広場の様子も見ることができました。

                  工事は着々と進んでいます。

                   

                   

                  以下は展望台から撮った写真です。

                   

                  南側(名取・岩沼方面)。

                   

                   

                  北側(荒浜・蒲生方面)。

                   

                   

                  東側(太平洋側)。

                   

                   

                  西側(市街地側)。

                   

                  防潮林の松が植えられています。

                  荒浜小学校が震災遺構として公開されました。

                  かさ上げ道路が伸びています。

                  公園の整備もかなり進みました。

                   

                  いろいろなことが、どんどん変わっていきます。

                  忘れてはならないことが変化に埋もれて忘れられることのないように、伝えていきたいと思います。

                   


                  はやおきあそび場

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                    来ました!夏休み!

                    夏休みですよ!

                     

                    ラジオ体操、どうですか?

                    虫捕り、してますか?(僕はクワガタ派です)

                    午前のアニメ、見てますか?

                     

                    夏休みは午前中、むしろ早朝から予定(遊びの)がぎっしり。

                    夏休みを有意義に過ごすため、生活リズムを作ろうじゃないか!

                     

                    ということで、夏休み直前の7月16日(日)。

                    岩沼市の「楽農村」で「はやおきあそび場」を開催しました。

                     

                    3:00 スタート

                     

                    暗い。

                    早起きっていうか、夜更かしなのでは。

                    1時に到着して仮眠をとっていたボランティアの方もいました。

                     

                    来るかー?来ないかー?と、スタッフで話しながら準備を進めていると、早起きな親子が到着。

                     

                    来た!真っ暗な中であそび場開始。

                     

                     

                    3:45

                    日の出前。

                     

                    たき火をおこしたり、真っ暗な中での泥状態チェック(ようは泥あそび)などをしているうちに明るくなってきました。

                    海のほうまで行って、「千年希望の丘」から日の出を見よう!ということで、出発。

                     

                    4:20

                     

                    だいぶ明るい。

                    まだ誰も通っていない道路の真ん中を、みんなで海に向かいます。

                     

                    とても涼しく、気持ちの良い風が吹いています。

                     

                     

                    朝日が出てきた!

                     

                     

                    しばらく「千年希望の丘」から眺めていましたが、仲間が堤防の上にいるのを見て「行ってみよう!」と走っていきます。

                     

                    きわめて個人的な話なんですけど、俺は「子どもがどこかに向かって振り返りもせず駆けていく」写真にものすごくグッときちゃうみたいです。

                    なぜだろう。希望にあふれているからかしら。

                     

                    4:50

                    堤防到着。

                     

                    みんな集合。

                     

                    空の色とか逆光具合とか、かっこええ。

                    なんかの表紙か、ジャケット写真か。

                     

                    説明が後回しになりましたが、千年希望の丘というのは、岩沼市が海岸に整備している「津波除け」です。

                    津波災害時の避難の丘であり、この丘自体が波を分け、植樹されている木々が勢いを弱める、という計画です。

                    この丘の基礎部分には、震災により発生したガレキが利用されています。

                     

                     

                    千年希望の丘から陸側を見ると、こんな感じ。

                    でっかい樹は神社の御神木です。

                     

                    海に向かう途中で、かさ上げ道路を横切りました。

                    津波が来た時には、これが第2の堤防として機能するという構想です。

                     

                     

                    貞山運河はこれから少しずつ整備していく必要があるでしょう。

                     

                    海沿いに住む多くの方の話の中で、子どもの頃の遊びも含め、

                    毎日の生活に密着したものであることが語られていました。

                     

                    自然の豊かさや、年上の子の頼もしさ、大人たちのおちゃめな一面、などなど。

                    たくさんの思い出が貞山運河にはありました。

                     

                    これからもそんな思い出の生まれる場所であってほしいと思います。

                     

                     

                    5:30

                    カニ発見。

                     

                    海で日の出を見て、ちょっと遊んでから引き返す途中で、側溝にカニを発見しました。

                    見えづらいと思いますが、います。

                     

                    見えますか?

                     

                     

                    拡大!

                    ここでしたー。

                    周囲と全く同じ色なせいで見えづらいのでした。

                    「乾いた泥」色。

                     

                    そこに生き物がいるならとらねばならぬ。

                    大騒ぎ。

                     

                    何しろ、朝日を見るついでにカブトムシやクワガタもとってやろうと虫とり網を持ってきていましたので。

                    さらに、虫は全くとれずボウズでしたので。

                    とらねば。

                     

                    なかなかすばしっこくて、側溝の中を追い立ててもするすると逃げられてしまいます。

                    最初のうちはチームワークもかみ合わず、こりゃとれんわ…という感じでしたが、だんだんと意思疎通がなされ、チームワークが固まってくると、結構な数がとれました。

                     

                    大きく写した写真は撮り忘れてしまいましたが、「クロベンケイガニ」らしいです。

                    なにそれ強そう。黒弁慶蟹。

                     

                    海岸公園冒険広場付近にもたくさんいたみたいですねえ。

                     

                    6:00

                    カニを捕まえて意気揚々と引き上げてくると、田んぼのわきの用水路で何かを捕まえています。

                    獲物を入れているバケツを見たら大きなアメリカザリガニがワシャワシャしていました。

                     

                    大漁。超大漁。

                     

                    そのまま生き物とりが盛り上がります。

                    田んぼの中にはドジョウもいるし、用水路にはハヤ(魚)もいる。

                     


                     

                    7:00

                    完全に日が昇り、参加者も増えてきました。

                     

                    生き物とりもひと段落して、そろそろ泥あそびが始まります。

                     

                    「ひと段落して」「そろそろ」が、朝7時。

                    早起きって、スゲー!

                     

                    あんまり寝てなくて3時から動いてる組(大人)には、くたびれチックな人もちらほら。

                     

                    しかし、子どもは元気。

                    始まりました、泥あそび。

                     

                    先月の飛び込みの穴もそのまま残っております。

                     

                     

                     

                    ダーイブ!

                     

                    その後ろでは泥スライダーをしているお母さん。

                     

                    大人も遊びます。

                     

                    8:00

                    さらに参加者が増えてきた。

                    初めて来た子も泥の感触を楽しんでいます。

                    奥に小さく映っている子たちは泥風呂を満喫中。

                     

                    お父さんと一緒に泥風呂の二人にインタビュー。

                    泥風呂かと思ったら、穴の底に感触が気持ちいい泥が埋まっているので、それを採掘しているとのことでした。

                     

                    そんなところにある泥に目をつけるとは。

                    トレジャーハンターって感じ。

                     

                    今月も親子で泥あそびをする様子がたくさん見られましたよ。

                    楽農村の泥あそびが有名になってきているのでしょうか。

                    皆さん準備が良い。

                     

                    心の準備がね(ドヤァ)。

                     

                    お母さん・お父さんと一緒に、ぬるぬる。べちょべちょ。

                    ぺとぺと。バシャバシャ。ざらざら。

                    トロトロ。つるつる。

                    ぐにゃぐにゃ。かちかち。もにもに。

                    にゅるん。たまにチクリ。

                    もっちゃり。

                     

                    感触の宝庫。

                     

                     

                    激しく飛び込んだり滑り込んだりするのも泥あそび。

                    泥をこね続けて感触を楽しんだり、水が土にしみこんでいく様子をじっと見ているのも泥あそび。

                     

                    こうしなきゃ、というようなことはありません。

                    それぞれの「楽しい」がいいですね。

                     

                     

                    9:30

                    まだまだ盛り上がっています。

                     

                    この自分の肩までもあろうかというスコップを持った男の子は、朝日を見に行くときからずっと遊んでいます。

                     

                    写真から伝わる程よい脱力感。

                    もはや一日遊びきったかのような雰囲気ですが、今日という一日はまだ始まったばかり。

                     

                    この後、ご飯を食べて、昼寝して、目が覚めたらまた遊ぶのでしょう。

                     

                     

                     

                    次回は9月の17日(日)を予定しています。

                    続報をお待ちください。

                     

                     

                    ※みやぎ地域復興支援助成金を受けて活動しています。

                     


                    遊びの意味は

                    0

                      先日、冒険あそび場ネットに一通のメールが届きました。

                      ぜひ皆さんにお伝えしたい内容だったので、本人の了承を得てここに掲載します。

                       

                      「岩沼あそび場の会」さんと一緒に、岩沼市の「里の杜あそび場」を運営している学生ボランティア団体「にこにこキッズ」さんの元代表、Tくんからのメールです。

                       

                       

                      「あそび場関係の皆様へ

                       

                      お世話になっております。
                      そしてご無沙汰しております、元にこにこキッズ代表のTです。

                       

                      私は東北を離れ現在、東京の人材コンサルティング会社で
                      社会人の方に向けたカウンセリング、及び教育事業に携わっております。

                      働きだして3ヶ月が過ぎた時にとても大切だと感じたことが
                      ありましたのでご連絡を差し上げました。

                       

                      それはなにかというと、どれだけ子ども時代の「経験」が重要かということです。

                      3ヶ月ですでに数多くの社会人の方のコンサルティングを行わせていただいておりますが、
                      いまを楽しく生きられず、不安や悩みや辛さを抱えている方の共通点として、
                      子どもの頃及び、若い頃の「喜びや楽しみ」といった成功体験の少なさや
                      「人とのつながり」の少なさがあります。

                      「自信」や「心」の形成は、かなり子どもの頃からの
                      環境や経験で変わってくるものだと感じております。

                       

                      学生の頃よりも、冒険あそび場での活動の意義や、皆様の子どもたちへのサポートが
                      どれだけ素晴らしいものなのかということを改めて実感しております。

                       

                      8~12月の年内の間に一度仙台に帰省すると思いますので、またボランティアとして
                      活動に関わらせて頂ければ大変嬉しく思います。

                       

                      突然のご連絡、大変失礼致しました。
                      また皆様にお会い出来るのを楽しみにしております。

                      今後とも、岩沼や東北の子どもたちの成長をよろしくお願い致します。」

                       

                       

                      仙台を離れてもこうして連絡が来ることもうれしいのですが、遊び場での活動を経験して、異なるフィールドで活躍している人から「遊びの意味」を感じた話が出てくるというのはとてもとてもありがたいです。

                       

                      今の大人の様子から、子ども時代に遊ぶ意味を考える。

                      遊んだ子どもと遊ばなかった子どもはどう違うのか。
                       

                       

                      「遊ばないとこうなっちゃうよ!」という脅かしをするつもりではないのですが、

                      (「遊ばないと」という声掛けは、成果を前提にした「あそびという名の習い事」を生み出しかねないので危険だと思っています)

                      事実、子ども時代が存在しないことが今の苦しさにつながっている大人がいるのです。

                       

                      私たちにできるのは、今、まさに子ども時代を失いつつある子どもに、1分、1秒でも子ども時代を返すことだと思います。

                      それが具体的に何なのかというと、「その子にゆだねる」ということです。

                       

                      自由に遊ぶとき、目的も、成果も、評価も、

                      すべてその遊びの主体である「その子」にゆだねられます。

                      その時間が、「自ら育つ」ためには必要なのです。

                       

                      十分に遊ぶことができないと、五感を通し、感情を伴い、記憶に刻まれた「自分」が見当たらなくなってしまいます。

                      確かに自分は生きた、という実感が持てないのです。

                       

                      現在、子どもを取り巻く環境のバランスが崩れている、と感じています。

                      教え、伝えて行くことで、「外側からその子を形作る」環境と、

                      その子自身にゆだね、任せることで、「その子が内側から自らを形作る」機会を作るという環境のバランスです。

                       

                      教育と遊びのバランス、と言っていいでしょう。

                       

                      たかが子どもの遊びの話でおおげさな、と思うかもしれません。

                      それを「たかが」と扱い続けた結果の「今」なのです。

                       

                       

                      Tくん、大切な話をありがとう。

                      また会える日が楽しみです。

                       


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