中野小あそび場:最終回

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    長らくのご無沙汰。
    2016年度になりました。

    が、年度を気にせず書きたかったことを書いていこうと思います。

    2016年1月27日(水)、中野小あそび場を開催しました。

    最終回です。

    あそび場が始まる前に、「お礼の会」が開かれました。
    花束をもらい、お礼の手紙が読まれ、記念品の手作りの花とお面をもらい。
    最終回か…‼と構えてしまったのですが。

    子どもはいつも通りな様子。「お礼の会」が終わると

    「さぁー、遊ぶぞぉー!!」

    と、外に出ていき、いつものようにそれぞれに好きなことをして遊び始めました。


    雪合戦。そういえば2013年2月の第1回目も雪で遊んでおりました。


    第1回でも、こんなかんじでソリみたいなものを作って遊んでました。
    写真は最終回のものですが。
    乗ってるやつと引っ張るやつが逆なんじゃないかという気もしますが、いいんです。

    子どもがいつも引っ張ってもらうだけだと思うなよ!
    子どもだって引っ張りたいんじゃいー。パワフルパワフル。

    とはいえ重いんじゃいー。あんま滑りませんでした。


    定番のべっこうアメ。本日は残雪を使って冷やしております。
    水と違って中に入ってくる心配がないから楽ちん。

    焦がさずに作ってる子が多かったような気がしますなー。
    作り慣れているからでしょうなぁ。



    ロープ遊具も「張り納め」です。

    中野小の子どもたちは、2015年度のありとあらゆる行事に「最後の」という言葉がついておりました。

    「最後の」中野小あそび場でしたが、遊ぶ機会が最後でもないし、仲間に会うのが最後でもないし。
    続いていくのです。

    子どもたちはそれがわかってるから、ぜんぜん普通なのかなぁ。
    なんてことを思っておりました。



     

    中野小学校閉校式

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      3月26日、仙台市立中野小学校の閉校式に出席させていただきました。

      中野小学校は142年の歴史がある仙台市で最も古い小学校の一つでした。
      しかし、2011年の東日本大震災によって津波被害を受け、校区全体が震災危険区域となり、児童数も減少したことにより閉校することとなりました。

      午前は「閉校式」、昼からは「お別れ会」となっておりました。
      これから語るのは「お別れ会」の方。

      その中野小学校には平成元年から受け継がれている「中野小太鼓」があります。
      閉校式の中でも在校生と今年度の卒業生が披露してくれたのですが。

      お別れ会では、在校生&今年度卒業生が叩く前に、OB、OGによる演奏が披露されました。
      会場に来ていた若者、中高生が前に出てきて叩き始めます。



      以下はその日に帰って来てから急いでメモしたもの。

      「地域の人の参加が多い。若い人(中、高、大学生)も多い。
      最後の太鼓。OB&OGも打つ。平成に入ってからの伝統なので学校の歴史に比べれば長くはないのだろうが、子どもの中に続いてきたものがあることが伝わってくる。OB&OGは楽しそうに、ちょっと照れながら、やる気なさげなフリをしつつ、打つ。おしゃれなお姉さんも、パッと見チャラそうなお兄さんも、みんなある種の熱を帯びて打っていることにグッと来た。それを見守る地域の皆さんの視線や空気感にもグッとくる。
      OB&OGの演奏が終わったところで在校生の演奏。セレモニーの時よりものびのびやれている感じに感動。この空気感はOB&OGの演奏が作ったものだ。打つ側の小学生も聞く人たちの姿勢に感じているものがある雰囲気だった。
      そしてさっきまで陽気に演奏していたOB&OGが小学生の演奏を真剣に聞いているのを見て涙腺が決壊した。
      やられたー。」


      やられてしまいました。
      この空間にあふれる真剣さに、互いへの敬意に、その愛に。

      受け継ぐ、見守る、あこがれる、支える、つながる、繰り返す。
      そんなつながりに。

      中野小学校の学校行事に何度か参加させていただいているのですが、本当に地域の方の参加率が高い。
      震災以降はもともと近所に住んでいた人とも離れ離れに住むことになってしまい、顔を合わせるきっかけにもなっていたそうです。
      実際、今回の会場でも「久しぶりー!」「元気にしてた?」「今は?どこに住んでるの?」などの会話がたくさん聞こえてきました。

      その機会も失われてしまうのか…。学校がなくなることも悲しいことですが、学校があることでつながっていたものがなくなってしまう(かもしれない)ことも悲しいのだと思うのです。

      太鼓の後には離任式が行われました。
      中野小の在校生が転校する学校には、必ず一人は中野小の先生が行くようです。
      子どもにとって「知っている人がいる」のはたいそう心強いことでしょう。

      お別れ会の最後には、校庭で風船をあげました。



      飛んでいく。

      小学校が閉校したとしても、小学校があったという記憶は残る。
      確かにそこでつながっていたという記憶も、実感も、残る。

      中野小学校のホームページはこちら

       

      中野小・中野栄小あそび場の10月&11月

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        中野小あそび場、10月&11月のあそび場です。

        何故2か月いっぺんにアップしているかというと
        中野小あそび場では非常に珍しい
        「2週連続開催」
        となったからなのです。

        まずは10月28日の様子から。
        いつもは14:30〜15:50という短い時間の中での開催なのですが
        今回は13:30〜15:50と1時間長い開催でした。
        いつもであれば、人気のある手作り遊具が取り合いになったり、
        べっこうアメを作ろうと思っていても時間が足りず、
        おたまを使う順番が回ってこなかったり…
        という状況だったのですが。今日はゆったり。

        とはいっても、開始から1時間はいつものようにちょっとあわただしい感じでしたが。

        あそべる時間が長いといろいろな遊びが生まれてきます。
        いつもは遊具を大人が用意して子どもが遊ぶ、という展開ばかりなのですが、今回は



        子どもがロープを使って遊具作りをしています。
        張り巡らせておりますなー。
        あっちへこっちへと縦横無尽。試行錯誤。
        実に楽しそうにやっております。



        こちらは大人の作ったブルーシートハンモック。
        まぁ、遊びの入り口に…ということで作っておきました。人気です。
        動く遊具は面白い。
        スリルがあればさらに。



        ハンモックってこんなにギュンギュン揺らすものじゃないと思うんだけどなー。
        ま、いいか。



        こちらは定番のべっこうアメ作り。そもそも「校庭で火が使える」というのがすごい。
        「今までは順番が来なくて作れなかったんだ」という初挑戦の子が多かったです。



        これまでの時間切れにより無念…な経験から「おたまが空かないから作れないのだ」
        という答えに至り、一度家に帰って「マイおたま」を持参した子もいました。
        なるほど。



        こちらではおたまが空くまで宿題をして待っております。



        寒くなって動きが鈍くなってきたトンボ。



        あっさり捕まえました。
        捕まえたことで満足。この後逃がしていましたよ。
        よろよろと飛び去りました。



        子どもが作ったロープ遊具は大盛況。



        看板まで作られていました。
        ちなみに、大人の作ったハンモックはこの時は誰も乗っておらず。
        遊具が誰にも使われていないというのは珍しい。
        それぞれの子が「自分の遊び」を展開していたわけですね。
        短い開催時間の中で、「とにかくなんかしたい」という状況ではなかなか見られなかった光景。
        やっぱり、開催時間が長いっていいなー。

        そして翌週、11月4日の様子。
        11月からは下校時間が早まるので終了時間が15:30になりました。
        本日の開始時間は14:30。
        1時間のみのあそび場です。



        時間が短いという事で、今日はお手軽に焼きマシュマロ。
        学校でおやつが食べられる、という特別感。



        こちらは開始前にスタッフが作ったハンモック。
        今回も人気。



        木工作場もにぎわいました。



        先週に引き続いて今日もロープ遊具作り。
        あそび場に来て、まずロープを掴んで遊具作りを始めていました。
        先週の「遊具作り熱」が、まったく冷めていない感じですね。
        さすが2週連続。



        一番上の段を制覇して何とも誇らしげ。
        下の段では「木の上でギターってさ、最高じゃない?」だそうで。

        作っている子は後ろに居ます。
        自分で作った遊具ではほとんど遊んでません(強度チェックはしていましたが)。
        遊具を作ること自体が遊び、なのですなぁ。



        スタッフに台車?箱車?を引っ張ってもらっております。
        2人も乗ったら重いぜ。
        そもそも乗れるかどうかも怪しいけども。

        スタッフとしては、日常定期的に開催しているようなあそび場では
        「自分らでやったら…」
        というようなことも、この遊び場では応えていることが多いです。

        少ない開催回数、短い活動時間。
        試行錯誤する過程にも醍醐味はありますが、
        十分に経験を積み重ねる機会がある、という前提があってのことなのではないかと思います。

        それが難しいとき、自分たちはどうするのか。
        子どもにとって何がベストなのか…。

        考え、話し合い、決めてきました。



        終了時刻ギリギリまで遊んで、ダッシュで帰っていきました。
        スクールバスが出る時間です。

        中野小に通う子は、離れた仮設や復興公営住宅からスクールバスで通っている子が多いのです。
        それ故に放課後という時間は無く。学校が終わってから友達と会うことも難しい。
        だからこその「中野小・中野栄小あそび場」なのです。

        「中野小・中野栄小あそび場」は中野小学校の閉校に伴い終了します。
        次回1月27日は、最終回…。

         

        中野小あそび場

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           中野栄小に到着したら、いち早く発見した子が窓から「遊び場だー!」と声を上げていた。以前の遊び場で覚えた、スタッフの名前を呼んでいる子もいれば、「べっこうアメできるー!?」と、早くも遊びに心が飛んでいる子も。本当に楽しみにしてたんだなぁ。


          たき火を囲んでべっこうアメの順番待ち。はたして順番は回ってくるのか…。




          ハンモックが大人気。なかなか乗れないので自分で作り出す子もいた。


          地域のお父さんたちもやってきました。

           

          終わり際には「またやるの?」とか「また来てね」などの声をかけられる。「ではまた秋ごろに」なんて子もいた。前回が冬だったので、季節に1回と思ったのかなぁ。
          どれくらいの頻度で行うことになるかはまだ決まっていないが、これだけ望まれているという事はどんどん伝えていきたいなぁ。

           


          中野小あそび場初開催

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            中野小学校の遊び場1発目は雪。ブルーシートでたき火スペースの上に屋根を貼り、小さいコンロで火をおこす。以前「おやじの会」(発音としてはおやずの会)の皆さんが焼き芋をしたという場所なので、火を使うのをOKしてもらえた。


            たき火は人気があったが、この混雑具合だとちょっとコワい。


            「遊んでいいんですか?」と聞いてきた男の子。
            ぜんぜんいいよー、と答えると、今度は
            「なにして遊ぶんですか?」と聞いてくる。うーん、今日は雪かなぁ、と答えながら雪玉を作って投げつけると、一瞬驚いた顔をした後で、ニヤッとして雪玉を投げまくって来る。

            そこから準備もそこそこに遊び場開始。遊びに飢えていたのだろうか、気が付くと10人以上を相手に雪合戦になっていた。完全に包囲されて、走り回って逃げながら戦っていると汗だくになる。

            ぐったりしてきても子どもたちの猛攻は止まらず、開始から終了までずっと雪合戦だった…。

            広い校庭を全面使って雪遊び。


            午後4時を終了の時間にしていたが、3時を過ぎたあたりで、先生が中野小の子を教室に集める声掛けを始めた。何の用事かはわからないながら、周りの子にも声をかける。

            子どもたちが教室にほぼ全員入ったところで、津波注意報が出ている、という事を他のスタッフから聞いた。子どもたちは保護者が迎えに来るまで学校に残るか、バスで帰る子はバス停に迎えが来ていなかったら再び学校まで帰ってくる、ということだった。

            意外過ぎる終了だったが、短時間でも子どもたちは思いっきり遊んでいた。




            中野小あそび場、始動に向けて

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              津波被害を受け、現在は中野栄小学校に間借りして再開している中野小学校から、放課後のあそび場活動の依頼が来ていた。バスでの帰宅などの都合上、遊ぶ時間がない子どもが多いのだという。
              校庭も、間借りしているという意識(自分たちの学校ではない、という意識)からか、思いっきり、のびのびと使う…というようにはいかないらしい。

              今日は、その遊び場活動が実際に動き始めるにあたっての打ち合わせだ。

              昇降口
              昇降口。2つの学校が1つの校舎に入っていることがわかる。

              校庭を実際に歩いて見て回り、何ができそうか、気を付けるところは、拠点はどこに置くか、などを話し合っていく。
              開催時間も、子どもの帰るバスの時間との関係で決めた。

              校舎
              校舎。奥にある車は臨時駐車場に停めている先生方の車。

              校庭
              校庭。一面真っ白ですが。

              学校での打ち合わせが終わってから、学校の周辺も見て回る。近くには児童館があり(ちなみに、中野児童館も中野栄児童館に間借りして再開している)、大きな公園もあるので、校庭での活動にとどまらない動きも展開できそうだ。児童館の職員の皆さんにも挨拶をしていく。

              中野栄小学校から車で少し走ると、津波の被害を受けた中野小学校についた。解体されずに残っているので、そのままの状態で残っている。周りには住宅街が広がっていたということだが、見渡す限りなにもなかった…。

              旧校舎
              中野小学校の旧校舎。

               


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