おつかい

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    仮設に住んでいる、少し足が不自由なおばあさんにおつかいをお願いされる。最寄りの商店が店をたたんでしまったので、買い物に行くにもそこそこの距離があるのだ。

    頼まれたのは俺だけど、現場を離れられない。すると、ちょうどいいところで冒険広場にも遊びに来ていた中学生のKが遊びに来た。関係もとれているし、年齢的にも頼りになる。コイツしかいない!

    ということでお願いしてみた。快く引き受けてくれる。移動用の自転車も遊びに来ていた子が貸してくれた。


    「とっときなって!」「いやいや、いいです!いいです!」
    ・・・というやり取りを5分くらいやってた

    無事におつかいを終えたKに、おばあちゃんがお駄賃をくれた。そんな大したことはしていない、と恐縮するK。しかし、断って返そうとしてもおばあちゃんも「とっときなさい!」と譲らない。結局押し切られる形で500円を渡されたKは困った顔で「これ、どうしよう…。」と言っていた。
    「大したことしてないと思っても、おばあちゃんにはそれぐらい嬉しかった、ってことなんだから受け取っておくがいいよ」と話す。おばあちゃんの足が不自由という事情も知らなかったKは、そこら辺の説明も聞いて納得したようだ。自転車を貸してくれた子にもお礼を言っていた。

    ええ子やで。すぐスタッフを叩いてくるけどな。


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